自分の思い通りに作れる「日曜大工・DIY」の魅力とは？

手作りで暮らしを彩るDIY

DIYとはDo It Yourselfの、それぞれの単語の頭文字をとった略語です。
既製品を買ったり、専門の業者に依頼したりせずに、自分で家具などを手作りしたり、部屋の設備の修繕や模様替えを行うことをいいます。

昔は日曜大工とも呼ばれていましたが、現在ではDIYという呼び名が定着しています。
これは、単に日曜日にお父さんが大工仕事をするという意味にとどまらず、住まいや暮らしなど広範囲にわたって、自分の手を使って快適な環境を作り出すことを意味しているからです。

DIYはもともとは、第二次世界大戦で荒廃したロンドンを復興するためのスローガンとして唱えられたのが始まりです。
自分の手で生活に必要な物を作り出したり、リフォームしたりするDIYの考え方は、より自分らしい生活を実現し、日々を豊かにしてくれるクリエイティブな趣味といえるのではないでしょうか。

また、手作りで世界に一つしかないオリジナルな作品を作り上げるのも、DIYの大きな魅力です。
自分で作ったものを毎日の生活で使のは、とても贅沢なことです。
また、壊れてしまったものを修繕したり、ほかのものに作り変えたりするなど、モノを大切にする精神を養わうことができるので子どもたちの情操教育にも最適です。

このようにDIYの魅力は、自分の手で何かを作り出すことにあります。
たとえばちょっとしたデッドスペースにぴったりと治まる収納家具が欲しい場合、既製品でピッタリのサイズのものを探すのはとても難しいですね。
でもDIYなら、希望する寸法通りの家具を作ることができます。

自分でデザインし設計図を書いて、イメージ通りの家具が出来上がったときの達成感は、DIYでしか得られない喜びです。
ちょっと歪んでいるところがあっても、それもまた手作りの温かみとして一つの魅力的な個性となります。

また、最初は簡単なものしか作れなかったのに、上達していくにつれて複雑なものが作り出せるのも喜びです。
このようにDIYの魅力は、とても奥深いものです。

まずは100均ショップを利用するのもおすすめ！

DIYを始めるためには、手作りに必要な道具をそろえる必要があります。
何を作るかによって異なりますが、初心者におすすめの道具はさしがねなどの物差し、のこぎり、インパクトドライバーまたはドライバードリル、紙やすり、金づちなどです。

このほかにもペンキを塗るハケ、軍手など、さまざまな道具がありますが、まずは基本的なものをそろえましょう。

また、本格的な工具を購入する前に、100均ショップを利用するのもおすすめです。
100均ショップには、ワイヤーラックやスノコなど、DIYに利用できる商品がそろっています。
たとえ釘や金づちがなくても、ワイヤーラックを結束テープで固定するなど、工夫次第でさまざまなモノが作れます。
まずは簡単なことからスタートして、少しずつレベルを上げていきましょう。