大人でも大丈夫!記憶力を伸ばす3つのテクニック
記憶力を高めるためにやっておきたいこと
進学受験や資格試験をするときには毎日継続的に長時間の勉強をしなければいけません。
しかし同じ時間を勉強に費やしても、覚えることができる分量には人によって大きな違いが出てきてしまいます。
それを生まれ持った才能のせいと言い切ってしまうのは簡単ですが、さりとて「自分は苦手だから」とあっさりさじを投げてしまうわけにもいきません。
人の脳のしくみについてはまだまだ研究途中であり未知の部分は多いものの、それでもどういったことをすることで働きを高めることができるかということはある程度わかっています。
人の記憶は脳の中の海馬という部分が司っており、そこで覚えた短期記憶を脳の中に長期記憶として定着させていくことができるかどうかということが記憶力の地力となってきます。
年齢が高くなってくるとこの海馬の働きが弱くなってくるとともに、脳内の神経細胞の働きが鈍くなってくるので、何かを目にしたり聞いたりした瞬間にパッとそれに関する事象を思い浮かべるということが苦手になってきます。
発想力は生まれ持った才能かもしれませんが、記憶力は誰でも必ず高めることができる能力なのでぜひ普段から意識して脳に良い習慣をしていきましょう。
記憶力の定着は繰り替えしから
認知症など脳機能に関わる病気の人を除き、普通私達は生活の中で経験したことを瞬間的に記憶します。
例えばそれと特に意識しなくても、道ですれ違った瞬間にはそれがどんな人だったかをなんとなく覚えているものです。
しかしそれが知り合いでもなく覚えておくべき理由もなかったときにはしばらくするとその人の存在そのものも記憶から消えていきます。
これは短期記憶を司る海馬への情報が、長期記憶として定着する大脳新皮質などの部所に伝わらずそのまま廃棄されてしまうことにより起こります。
人の記憶を定着させるためには何よりもまず繰り返し同じことを見聞きするということが有効になります。
予習復習が大事というのはまさにこの効果を狙ったもので、一度読んだ本はその内容の大半は忘れてしまうものの、繰り返し読むうちにだんだんどこに何が書いてあったかを瞬間的に把握することができるようになります。
脳に記憶を反復させるための方法として効果が高いものとしては以下の3つがあります。
1.何度も意識して思い出すようにする
2.他のイメージと結びつける
3.自分以外の人に内容を伝える
ただ記憶の定着方法は人それぞれで、生まれつき記憶力が優れている人というのは自然に短期記憶を長期記憶に運ぶ方法を身につけていたりします。
自分なりによい方法を見つけて試してみるうちにきっとよいものが見つかるはずです。
また脳は使わなくなると一気に力がを失うので、常に意識して動かすようにしていくということも大事です。