今から考えよう!仕事をリタイアした後のこと
悠々自適な老後は来るか
昭和の時代はある意味価値観が統一化されている、非常に人生の選択が楽な時代でした。
経済的な発展もあり、20代で結婚30代で子育て40代で仕事50代で子供の独立60代からは悠々自適な隠居生活という、全ての人がそうするべきラインのようなものが敷かれていたと言えます。
しかしそれから時間が流れて実際に老後と言われる世代になった人たちが果たして悠々自適と言える生活をすることができているかというと決してそういうわけではありません。
60代どころか70代を超えても仕事をしている人は数多くおり、常に自分のさらに老後のことを心配しているというようなケースも少なくありません。
なぜ年齢が高くなってからも仕事をしているのかというと、それはもちろん収入に不安があるからです。
持ち家を売れば夫婦2人くらい悠々自適に生活できると思っていたところ、長期間家が売れずに困ってしまうこともあります。
家を早く売りたい場合は不動産会社に買取してもらう方法もありますが、買取か仲介のどちらを選ぶのかは難しい問題です。
今の高齢者世代の方が20代くらいの時というのは非常に日本の経済に勢いがあり、仕事をすればするほどどんどん豊かになった頃でした。
しかしそれだからこそ将来もそうだという思い込みから積極的に貯蓄をしたり資産管理をしたりといったことはしてこなかったという人が多いのです。
幸か不幸か今若い世代にいる人達は既に厳しい現実を経験していますから、老後のためには自分で何らかの対策をとっていくことが不可欠という事実をよく知っています。
老後は遠い未来の話ではない
20~30代の人にとっては60歳を超えた自分の姿というものは想像しにくいことでしょう。
確かにあと何十年も先のことがどうなっているのかは誰にもわかりませんが、かといって全く予想が不可能なずっと遠い未来のことというわけでもありません。
将来どういった状況になっているとしても、若い頃からどんな備えをしておくかということがその時になってからの生活を大きく左右していくことになります。
年金制度も今後大きく変化することが予想されますし、十分に社会保障費が受け取れるとは限りません。
そのため今働いている世代の人は、将来のために何らかの備えを自分でしていくべきと言えます。
定期預金をしたり長期的な投資をしたり、あるいは保険などで行っている個人年金への加入といった方法です。