迷惑な人になってませんか?自分でわかる傾向と対策
周囲から迷惑に思われる人のパターン
日本においては特に「人に迷惑をかけないようにする」ということが何よりも勝る美徳のように言われています。
その反動もあってか、公衆の面前で人の迷惑になるような行為をする人に対してはひときわ厳しい目が向けられる傾向にあります。
周囲から迷惑に思われる行動はさまざまなパターンがありますが、電車・バスの中の行為として「化粧をする」「携帯電話で通話する」「地面に座り込む」「大声で騒ぐ」「イヤホンから音漏れをする」といったことが特によくないこととして挙げられます。
こうしたことは公共マナーを啓発するポスターにも多く書かれているので比較的「これは迷惑行為だな」ということを理解することはできやすいのですが、場合によっては自覚がないままに周囲に迷惑をかけてしまっているということもよくあります。
公共マナーとは別に人に迷惑をかけやすい場所としては、職場や近所づきあいなどの人が集まるところでの人間関係があります。
本人には悪気はなくてもちょっとした言動で相手を不快な気分にさせているということもあるので、自分の言動に関しては随時振り返り反省をしていきたいところです。
なんとなく付き合いづらいと感じる性格
迷惑というところまではいかないまでも、なんとなく「一緒にいたくないな」という人とは時々遭遇をします。
そうした人の特徴は本人は別に周りに迷惑をかけたいといった悪意を持っているわけではないのですが、無意識に相手を嫌な気持ちにさせているということです。
具体的な例としては「会話で必ず人の悪口を言ってくる」「何かとネガティブな発言をしてくる」「常に自分が被害者のような言い方をする」といったことがあります。
女性同士の付き合いでよくあるのがうわさ話や悪口をよく言うということです。
特に新しくそのグループに入ってきた新入社員や転居者が、いきなり「おとなりの○○さんの奥さんて、実は…」といった話を聞かされても正直戸惑う気持ちの方が大きいでしょう。
どこの集団にもそうした噂好きな人というのはいるもので、そうした人に近づくといつ自分の悪口を言いふらされるかと思ってしまいます。
自分がそうした悪い情報の発信源になっていないかということを考えて、会話に余計な他人のことを挟まないように気をつけましょう。
「こうあるべき」と思わないこと
悪口やうわさ話と同じくらい面倒なのがいちいちネガティブな発言や被害者意識を出してくる人です。
「この前行った駅前の新しいレストラン、おいしかったね」
「でも隣の駅のお店に比べると食材は新鮮じゃないし、ちょっと高いよね」
「まあ、でも雰囲気がいいお店だし」
「席についてからいつまでも水を出してくれなかったし。こっちをバカにしてたんじゃない?」
こんな会話をいつもされていたらついげんなりとして話をしたくなくなってしまうことでしょう。
そうした周囲に不快感を与える会話をする人の思考でありがちなのが、自分に対して周囲は「こうあるべき」といった勝手な思い込みがあるということです。
新しいレストランなんだからサービスがよくて当たり前、自分たちをもてなして当たり前、といった考えでいると周囲が何をしても考えにちょっとでもそぐわない部分に対して攻撃的になってしまいます。
知らず知らずにそうした思考になっていないか気をつけ、周囲に迷惑を感じさせない会話を心がけましょう。