好感度を上げるために必要な3つのポイント
一流営業マンの「人たらし」テクニック
「人たらし」という言葉は営業の基本的用語として数十年前から使われるようになっています。
つまり初対面やそれに近い人たちに、ごく自然な形で信頼感を与えていつの間にか自分の味方にしてしまうことができるような能力を持つ人になれということです。
とはいえ人は第一印象からいきなり多くの人に好かれるようにするというのはかなり難しいことです。
一流の営業マンの接客術をみてみると、そうした人がうまく利用しているのがギャップ効果です。
例えば人は大変なハンサムや美女を目の前にすると、ついつい腰が引けて仲良くなれないかな?といった気持ちになります。
ですがそうした超美形な人がうっかり忘れものをしてしまったり、ちょっと間の抜けたところがあるようなしぐさをしたらどうでしょうか。
おそらく多くの人がその瞬間に「あ、普通の人と同じなんだ。仲良くなれそう」といった気持ちになれます。
真面目そうな人が真面目な言動ばかりしていても周囲の人は特別だとは認識をしません。
しかし真面目そうな人がちょっと冗談を言ったりといったギャップがあるときには、急に多くの人の記憶に残る大きな存在になるのです。
それを良い意味で利用をすることができれば、かなり初対面での印象をよくすることができます。
会う時間ではなく回数の方が大事
人に好かれるようにするテクニックは以下の3つが代表的です。
1.ギャップがあるところを見せる
2.会う時間よりも会う回数を増やす
3.相手の感情に共感する
1番めのことは先に説明をしましたが、2番めの会う回数を増やすということも非常に重要なポイントになります。
新人の営業さんなどはそこを間違って、ついつい自社の商品を買ってもらおうと1時間2時間と長々と説明をしてしまいがちです。
ですが1回長く説明をしても、もともとあまり興味がない相手の気持ちを変えることはほぼ不可能です。
逆に短い時間の説明でもとにかく多くの回数足を運び、ちょっとずつでも説明を聞いてもらうようにすることで次第に態度が難化してきます。
また最後の相手の感情への共感も重要です。
男性が女性を口説くときには、やたらと自分の気持ちで「美人だね。きれいだね」と言い続けるよりも、まず相手の話を聞いてそこで出てきた感想や意見に「そうだね。僕もそう思うよ」と共感する姿勢を見せた方がずっと有効です。