長し目
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人間関係を修復するためのステップとは

一度壊れた人間関係は元に戻るか

職場でもプライベートでもなかなか苦労することが多いのが人間関係です。

人間関係の問題は一筋縄ではいかないことも多く、こじれにこじれた結果どちらかが退職や引っ越しをせざるを得なくなってしまうということも珍しくありません。

人間関係が悪化する理由はいろいろですが、主に以下のようなものができます。

・生活習慣が異なる部分が多かった
・意見がぶつかって感情的になった
・嫉妬心から悪口を言ったり言われたりした

などといったことです。

ポイントは人間関係がぶつかるときはどちらかが自分が悪いということを自覚しているということは極めて少なく、ぶつかり合う当人同士がどちらも「自分は正しい」という気持ちでいるということです。

例えば生活習慣の差異が原因のもつれの場合、片方が「時間は必ず守るべき」と思っているところをもう片方が「10分位の遅刻なら怒るほどのことでもない」といった価値観を持っていたりします。

片方にしてみれば「時間という基本的な約束事項を守ることができないなんて常識がない」という気持ちですし、もう片方は「たった10分くらいでガミガミ言うなんて心にゆとりがない、狭量だ」ということになります。

そこで衝突をした場合そもそも考え方の根幹が違うのですからどちらがどちらかに完全に折れるということはなく、仮に一旦は争いが収まってものちのちまで相手への悪意を引きずり続けることになってしまいます。

人間関係は無理に修復をしない方がよいことも

価値観の相違の他に、例えばオフィス内や町内会で「ゴミ出しチェックを当番制で行おう」などといった何か決め事をしないといけないときにそこで利害が対立してそれが揉め事になるようなこともあります。

いずれにしても一度対立が表面化してしまうとお互いに抜いた刃を鞘に収めることができなくなってしまい、別の些細なことが起きるたびに「やっぱりあいつか」といった攻撃材料になってしまいます。

一度決定的にこじれてしまった人間関係は完全に修復をするのはほぼ不可能と思った方がよいでしょう。

もしこじれにこじれた人間関係でも一緒に何らかの仕事や作業をしなければいけなくなったら、まずは必要最低限の関わりは持たないようにするのが一番です。

仲間内で対立があると周囲はなんとかして仲直りさせようとしますが、正直すぐに仲直りすることはできません。

そういったときに一番の解決方法になるのは時間です。

とりあえずお互いに時間を起き、冷静に判断ができるようになるまでお互いのことをあまり意識しないですむように環境を作っていきます。

一時はヒートアップした感情もしばらく顔を合わせたり直接会話をしたりする時間が少なくなれば自然と冷静になってきて「ちょっと言い過ぎたかな?」というような反省の気持ちも出てきます。

時間をおいてじっくり待ってみることで、また別のきっかけでふとしたときに仲良くなれることもあるのであまり周囲がいじって「角を矯めて牛を殺す」ようなことにならないようにしましょう。

どうしてもすぐに修復をしたいときは

しかし仕事や近所づきあいの都合で、どうしてもすぐに関係を修復しなければいけないということもあります。

そうなったときにするべきことは、行くところまで行ってしまうということです。

中途半端にこじれた人間関係では、どうしても言いたいことが言い切れないような不満がお互いにあるのでそれが次の闘いの種になってしまいます。

ですのでもうこれはダメだと思ったらいっそのことお互いに思っていることを全部言い合うくらいの気持ちで話し合いの場を持ってみましょう。

これはともすると本当に決別しないといけないくらいの対立になる可能性もある危険な方法ですが、逆に荒療治が功を奏して以前よりも親しくなれるチャンスにもなります。

その場合には決して暴力的にならないようにし、冷静な第三者に入ってもらうということも大切です。