人生がつまらないと感じたときの原因と解決法
なぜ人生をつまらなく感じてしまうのか
大学や社内でカウンセリングを担当されている人の話の中に、最近「生きていてもつまらない」という悩みを持っている若者が増えたというものがあります。
これは決して勉強や仕事ができなくて落ち込んでいるからではなく、その全く逆で決して成績が悪くない優等生と言ってもいいタイプの人に多いのだといいます。
悩みは人それぞれ微妙に異なるもののそれでも大筋としては「仕事をしていてもなんのためにやっているかわからない」「叶えたい目標がない」といった自分の存在をリアルに感じることができないという浮遊感を感じているところが共通しています。
言ってみれば「生きている実感がない」ということになるでしょうか。
確かにそこそこの収入があってそれなりの家族がいてというなんとなくの幸せがあると、それ以上何かするべきことがわからず「このままなんとなく年を取っていくだけなんだろうな」という虚しさを感じてしまう気持ちはわかります。
ですがそこであえて考えてもらいたいのが、本当に人生ですべきことは何もないのかということです。
人と比べるのではなく自分の気持ちを見つめる
上記のような人生に浮遊感を感じている人にありがちなのが、「自分の幸せを他人に決めてもらってきた」ということです。
確かによい成績や大企業への就職は傍目から見れば賞賛に値する素晴らしいことだと言えます。
しかしそれはあくまでも周囲から見て「幸せそう」ということを実現してきたというだけであり、本人が自分で自分にとっての幸せは何なのかということを考えてしてきた行動ではありません。
自分の幸せの価値観を周囲に委ねていると、自分よりも幸せそうに見える人がいるとそこに嫉妬をしてしまったり、自分だけが不幸のような気持ちになってしまいます。
人生がつまらないと思うのは、自分で何かを選択していないからです。
仕事や家庭を変えろとまでは言いませんが、まずは自分が本当に好きだと思える趣味を見つけてみるということからはじめて、自分にとっての幸せとは何かということをじっくり考えてみることをすすめたいです。